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速報展「世界に1つだけの花、再発見【コウベタヌキノショクダイ】」

1 趣旨

 2018年、神戸大学理学部の末次健司教授らは、県立人と自然の博物館に収蔵されていた謎の菌寄生植物の花の標本を精査し、これまでの報告にない新種として「コウベタヌキノショクダイ」と命名しました。この植物は1992年に神戸市で採集された1個体が世界最初で最後の目撃例で、採集地も開発されたことで「絶滅した」とされていました。ところが去る2023年2月、末次教授らはこの植物を再発見したことを発表し、大きなニュースとなりました。
 本展示では、30年ぶりに採集された実物の標本2点を展示するとともに、これまでの発見及びこの度の再発見に至る経緯や、本種の花の内部、この仲間の多様性もわかりやすくお見せします。

2 展示概要

 (1) 日時
  令和5年3月11日(土)~4月9日(日)
 (2) 場所
  兵庫県立人と自然の博物館 4階ひとはくサロン
 (3) 展示物
  ① 新規に採集されたコウベタヌキノショクダイ標本 2点(押花・液浸)
  ② 生態写真など解説資料 展示ケース1台分
 ※ポスターはこちらからご覧いただけます。

3 担当

 兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部 研究員 李 忠建

4 参考画像

生態写真(末次教授提供) 展示物の1つ

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